†遥恋†

†病室†













お兄ちゃんの体にはたくさんのチューブが繋がれていた。そしてお兄ちゃんは三日間昏睡状態のまま目を覚まさなかった。




4日目…











微かにお兄ちゃんの指が動いた。



「お兄ちゃん!?」


『か……み…ご……ん…な。』


かすみごめんなそうあたしには聞こえたんだ。


「大丈夫だよ。」


あたしがそう言うと優しく笑ってくれた気がした。




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