◇天使ノ恋二協力セヨ◇




『?どうしたんですか?』


少年はぼーっとしてる俺を不思議に思ったのか、顔を覗き込んでくる。


「ぅおうっ!?」


『え!?』


おぉう、目が点だ。


ていうか、顔がめちゃくちゃ女顔だな。ちょっとときめいてしまった。


いや、俺はあれじゃないぞ、決して同性愛とかそんな変態な感じではない。あ、同性愛を馬鹿にするわけじゃねぇけどいや、悪い同性愛。少し馬鹿にしていた。


て、いうか。なにひとりで考え込んでんだ俺。少年が少し心配気味に俺を見てんじゃねぇか。


「い、いや。別に。ていうか、お前、外人?」


『えっ?いえ、僕は外人じゃないです』


「でも金髪だし、目青いし。あ、染めてんのか?餓鬼のうちからはやめとけ、今から髪傷めたくねーだろ」


『・・・ふ、あはは!違いますよ、地毛です』


「は?」


地毛・・・だとっ!?







< 8 / 10 >

この作品をシェア

pagetop