◇天使ノ恋二協力セヨ◇
『?どうしたんですか?』
少年はぼーっとしてる俺を不思議に思ったのか、顔を覗き込んでくる。
「ぅおうっ!?」
『え!?』
おぉう、目が点だ。
ていうか、顔がめちゃくちゃ女顔だな。ちょっとときめいてしまった。
いや、俺はあれじゃないぞ、決して同性愛とかそんな変態な感じではない。あ、同性愛を馬鹿にするわけじゃねぇけどいや、悪い同性愛。少し馬鹿にしていた。
て、いうか。なにひとりで考え込んでんだ俺。少年が少し心配気味に俺を見てんじゃねぇか。
「い、いや。別に。ていうか、お前、外人?」
『えっ?いえ、僕は外人じゃないです』
「でも金髪だし、目青いし。あ、染めてんのか?餓鬼のうちからはやめとけ、今から髪傷めたくねーだろ」
『・・・ふ、あはは!違いますよ、地毛です』
「は?」
地毛・・・だとっ!?