【完】校内1のイケメンに恋をした!! 3
「そりゃあ、四聖獣には憧れてますけど。
でも俺は、アナタに興味がある」
「…私に…?」
新田くんが、またにっこりと笑う。
「校内1のイケメンと呼ばれた人の彼女さんだもん、誰だって興味を持ちますよ」
「…そう、かな?」
「うん。 俺はずっと興味があった」
「………」
……こんなこと思うのは失礼かもしれないけど、
私に興味があるなんて、変わってるなぁ…。
「んー…と、私はただの高校生だよ?」
「ですね、至って普通の」
…はい、その通りです。
どこにでも居るような、普通の高校生。
「でも、素敵です」
……え?
「素敵? 私が?」
「はい」
「…私のどこを見てそう言ってるの?」
新田くんの綺麗な瞳が私を見つめ、ふっと小さく笑う。
「数学で悪い点を取って怒られてたところ、ですかね」
……えぇー!?