【完】校内1のイケメンに恋をした!! 3
ドクン ドクン ドクン....
「花の勉強、しましょうか」
「あ…」
新田くんの手が、私の手に触れる。
ドクン ドクン ドクン....
…ダメ。
このままじゃ、私…――、
――…新田くんのことを、好きになってしまう…。
「…っ……ごめんっ…私、帰るね…!!」
「え?」
「ごめんなさいっ…!!」
深々と頭を下げ、花束を持ってお店を出る。
…ここに居ちゃダメ。
これ以上ここに居たら私、本当にダメになってしまう…。
「…龍輝さん…」
…そう呟きながらも、
頭に浮かぶのは新田くんの顔だった。