【完】校内1のイケメンに恋をした!! 3
「キミの想い、俺が代弁するよ」
そう言いきるかどうかの前に携帯を手に取って、ボタンを押す。
「あ…」
龍輝さんの携帯と私の携帯が、数日ぶりに繋がる…――。
「………」
――…だけどすぐ。
「……あの、馬鹿…」
大雅さんは眉を寄せながら舌打ちし、小さく息を吐いた。
それから私を見て、今度は大きく息を吐く。
「あー…、ウン、少々お待ちクダサイ」
……何故かカタコトで言う大雅さん。
それから自分の携帯を取り出して、ボタンを押してから耳に当てる。
…3秒後。
「今からお前の彼女と寝るわ。
なんも聞かずに切ったお前が悪い。
はぁ? んなもん知るか。
何も聞かずに切った お前 が悪い。 以上」
……え?
あの…、え?
今のって、えっと…ナンデスカ…?