【完】校内1のイケメンに恋をした!! 3


……そして、忙しい時間帯をなんとか乗り切り、その日の仕事は終了した。


「いつもこんなに忙しいんですか…!?」


ゼーゼーと息をする私と優ちゃんに、お母さんは笑う。


「今日は凄く混んでたねー、いつもの3倍くらい忙しかったもん。
可愛い高校生が二人も居たからじゃない?
やっぱりお花が似合う子がお店に居ると、映えていいわねー」

「先輩たち、二人とも美人さんですからね」


お母さんの言葉に同調して笑う新田くん。

美人さんて…、確かに優ちゃんは美人さんだけど、私は違うよなぁ…。
あ、新田くんのお母さんもかなりの美人。

男性のお客さんはきっと、お母さんと優ちゃんを見てお店に入ってきたのかも。

はぁ…、綺麗な人はそれだけで得してる感じだから、羨ましいなぁ…。
と思いながら苦笑していたら。




「あれ? お前ら何やってんだ?」

「あ!」


聞き慣れた声の主がお店に入ってきて、きょとんと私たちを見た。


「龍輝さん!!」

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