【完】校内1のイケメンに恋をした!! 3
「真由」
後ろから聞こえた龍輝さんの声に、なんの考えもなく振り返る。
「…っ……」
…そこで見えたのは、淡いピンクのバラの花束と、優しく笑っている龍輝さんだった。
「俺はまだ、お前を養っていけるほどの仕事はしていないし、これから先のことも、どうなるかはわからない。
それでも俺はお前から離れるつもりはないし、お前を離すつもりもない。
だから、ちゃんと伝えようって思ったんだ」
龍輝さんが、花束を私へと差し出す。
「俺と結婚してくれませんか」