君色。-kimi*iro-

「付いてる」

「ん?」

スプーンを加えたまま此方を向くので何の気なしに米粒を取ってー………

「ん、とれた。」

ぱくり、と口に含めば金属音を鳴らしスプーンが落ちた


「スプーン落ちたよ」

「い……いま…たべ……」

「え?駄目だった?」

こう君達にはこうしてたんだけどなぁ~と思案を巡らせれば、悠紀は慎重にピラフを口に運び始めた



「……ごちそーさま。悠紀さん後で皿持ってきてね」



「はぁーい……」


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