君色。-kimi*iro-
好きになどなってはいけなかった


モデルだから、手が届かない。そう思う気持ちもある

けれど、俺の心にはやってはいけないことをした…。




その一つだった


だって、悠紀はクライアントだ

客に手を出してはいけない。色恋沙汰なんてもってのほかだ





俺は、また諦めないといけないのか………

悠紀に気づかれないように、ゆっくりと息を吐いた



「……仕事が空いたら行こうか」

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