君色。-kimi*iro-



「ちょっと……飲みに行こう?」

「……珍しいですね。飲まない主義じゃ…………」

「……たまには飲みたいんだよ」

「桜さんが言うなら付き合いますよ」

ふわりと花が舞うような笑みで頷くシノは相変わらず性格が可愛い


「…そういや、着物じゃねぇの?」

「祖父に呼ばれてまして…」

苦笑いを浮かべているその顔は祖父に呼ばれた時の事を思い出しているようだった

でも、170台の短髪男がこんな柔らかい笑み浮かべて歩いてるんだから……


「お兄さん達何してるの?」

こうなる訳だ………


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