君色。-kimi*iro-

規則正しい寝息
うっすら開いた口

そっから覗く赤い舌が



俺を誘惑する



「悠紀…起きて」

「…ん…………やぁ…」

むずがる様子を見せて一向に起きない

心は煽られるばかりで、冷静さを欠いていく




「悠紀……なぁ…ゆき…」


静かに…悠紀に近づいて距離を縮めて




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