君色。-kimi*iro-
壁に押し付けて逃げれなくする
顔を近づければ潤んだ目で睨みつけてきた
逆にそうゆうのってクるんだよなぁ
「悠紀、好きだよ」
「絶対違う」
「違わない」
「……違う。嘘だ」
「嘘じゃねぇよ。悠紀は俺のこと好きだよな?」
「…っ……好きじゃなぃ」
「じゃあ何で泣くのさ?」
「なっ……っ…泣いてないっ」
悠紀の顔には筋が一本通っている
いわゆる女優泣き
綺麗だなんて思ってしまう
「俺さ、悠紀のこと本当に好きだよ?」