君色。-kimi*iro-

へへーっと笑って見せると海浬は俺の頭を撫でた

「小さい頃から端っこに座るわよね」

誰が座っていないソファーでも



俺は端っこに座っていた

そこが俺の居場所のような気がして……


「…端っこ好きなんだよ」


悟られないように笑って誤魔化して、





今も誤魔化してる……


< 36 / 212 >

この作品をシェア

pagetop