君色。-kimi*iro-

君は俺をー……ミテクレタ?




「な、ん……ゴホッ!?」



激しく咳き込んでいると世界が反転した


「ゔ、わ……」

「道開けてくれ」

「く、れな、い?」

「大人しくしろ」

肩に担いだ俺を雑ではあるが紅なりに優しく扱ってくれた

「……ほらよ、水」

「ありがと、今何時?」

「18時45分あたり」

「えっ!?」

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