君色。-kimi*iro-

誰にも聞かされてないからだよ




小さな頃に親父の部屋で見つけた茶色いA4サイズの封筒

その中には俺に関する書類と養子にしたという書類が入っていた

そん時の俺の気持ちは



「あぁ。そうか…」

だから親戚は俺を気味が悪いと言ったのか、と言った程度だった

他人の子だからこの家族にも愛されないのだろう

それが俺の心情

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