君色。-kimi*iro-

「…言わんこっちゃないな」

「俺も殴られるとは思わなかったよ」

ふてくされた声のまま紅くんの手に捕まり起こして貰う

「悠紀さんごめん、こいつと話してくる」

「う、うん…」

「ほんとにすぐ戻るから、待ってて」

不安そうに俺を見るから頭を撫でて足を紅達の方に進めた



-10分後-

「……だから、すまなかった。反省はしてる」

「いつもそればっかりっ!!あたしの事嫌いなのっ!?」

「嫌いって訳じゃ…」

あぁ、もう…光はヒステリックになるからな……


「……拉致があかない。また今度会おう」

椅子から立ち上がり悠紀の方に足を運ぼうとした時、腕を掴まれた


「あの人と付き合ってるの?」

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