君色。-kimi*iro-

「俺、おてあら……」

「さくら、座りなさい」

「あい………」

ストンと古びたソファーに座り直し茶芽さんの足をわざと踏んだ

「……い゙っ!?」

「……茶芽さん、珈琲だよね」

「う、うん」

「ねぇちゃん達決まった?」

えぇ、とか肯定の返事が返ってきたから定員を呼んだ


「珈琲3つに紅茶2つで」

「かしこまりました」


品の良さげな定員は頭を下げ厨房に戻っていった

「あんなんいいな」

「ん?」

「今度の接客テストにあれ入れない?」


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