君色。-kimi*iro-


「俺は、恋愛対象として好きだったんだっ!!」

あんたがっ!!

口は、酸素を求め…肩は戦慄(わなな)き


酷く、気持ち悪かった




「………海浬?」

「………ごめん、応えられなー……」

海浬の言葉を遮ってぎゅっと抱きしめてしまった。言ってしまった。悲しかった。
本当にもう後戻りが出来なくなった。


「分かってるー……」


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