みさきのココロの扉
何処へともなく、新幹線で東京に着いた。
ネットカフェで夜のパックで過ごした。

どうしたら自殺出来るのだろう。
そんな関係のサイトばかり見る。

希死念慮がどんどん頭の中で膨れ上がり、どうしようもなかった。

私は一体何のために生きているのだろう。

ここで何をしているのだろう。

昼間はネットカフェから出て、道端で座り込んでいた。
でかいカバンをもって、道端でたたずんでいても、誰も気にかける様子はなかった。

東京の人は冷たい…

しかし、その「冷たさ」が当時の私には心地よくもあった。

眩暈がする。
吐き気がして、ほとんど何も食べていなかった。

このまま野垂れ死にしたらいいのに…
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