みさきのココロの扉
小さい頃から、所謂「いい子」を演じながら生きてきた。

小学生の時に実父による性的虐待。
母親にかなり悩んで相談するも、そんな訳ない!で終わらされた。

父親を激しく憎んだ。
世の中で誰かを一人だけ殺していいのならば、間違いなく父親を殺してただろう。

家庭では何時も父親と母親が罵りあっていた。

中学生になっていた私は、「お願いだから早く離婚してくれ!」と思っていた。

そんな汚い父親なんかいらない。
早く死ね!死ななければ殺す!

中2の時、離婚が成立した。

ココロの底から安堵した。

これで私は性的虐待から逃れられる…
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