<続>身体とお金〜大好きな貴方たちへ〜
「父さん、今日行くだろう?」
「今日だったなぁ〜」

そうあの時、産まれた子供が高校生になっていた
でも、そこには私はいない…

「早いなぁ〜もう、こんなに月日がたったんだなぁ〜」

彼は寂しい顔をした。

「そうだね父さん…母さんがいないくなって、もう八年たったんだね」
「俺は覚えてないけど、八歳の時に…」

「そうだなぁ〜八年…どうりで、お前がでかくなって母さんに似てきたはずだ」

そっかお前がいなくなって八年…
輝も高校生
すっかりたくましくなって、顔ダチはお前に似てきたよ。
最近では彼女も出来たみたいで

でもこの日には、ちゃんと予定も入れず俺と一緒にいてくれるんだよ

なぁ〜見てるか?
あんなに小さな子が、大きくなって…

でも、もうお前は俺の隣にいないんだよ…

「父さんいってくるよ」

「気をつけてな」
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