<続>身体とお金〜大好きな貴方たちへ〜
輝の寝顔は天使そのものだった
起きてる時は小さな小さな怪獣だけど
そんな怪獣でも愛おしい

輝を寝かすと私も横になった。

どれくらいの時間がたったのだろう

「ただいま…ただいま」

私を誰かが揺すって声をかけている。

(うぅん〜)

寝てる身体を起こそうとして目をあけると

「あっ!!ごめん…」

彼の顔があった
いつの間にか私も寝ていたようだ

「おかえり…輝と寝ちゃった!!」

「起こしてごめん!!でも珍しいね」

「うん…なんか最近、身体が怠い…」

そう、この時にはもう…
異変があった。
このところ、目眩と微熱が続いていた。
彼も多分知っていたに違いない。

「あんまり無理しちゃいないぞ!!」

「うん…ありがとう」

彼は結婚しても優しい
あの時の笑顔そのまま

今はもうその…
笑顔が見れなくなる事は考えてもなかった
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