あした、晴れ～An enthusiastic kiss~

　１日の授業を終えて、大学のそばにあるUniversity Centerへ。約束の５時には間に合いそうだ。駐車場に車を止め、Peet'sへと向かう。もう少しで店に着くというタイミングでメッセージが届いた。ミシェルからだ。

「I was going to introduce you to Yui today,but something just came up.That's why I can't make it. Anyway,I bet you guys go well together!! Go for it!」
（今日ユイを紹介するって言ってたんだけど、急用ができちゃって行けなくなっちゃった。絶対仲良くなれるから頑張ってね♪♪）

「こうなるだろうってのも、予想していたけどね……。」
と独り言を呟いてドアを開けた。そう広くない店内を見渡しユイらしき人物を探す。
窓側の席に座り、ぼんやりと外の景色を見ている女性が目に入る。


　裏庭でぶつかったあの子がミシェルの言ってたユイだったのか……。


　偶然とはいえ、ほんの少しそれを嬉しく思う自分がいる。オーダーしてコーヒーを手に彼女のテーブルに近づいた。


　とりあえず、日本語で話しかけてみるか……。