拾うな危険!
「じゃー、テルテルボーズは?」
「は?適当すぎねぇ?
ってか、アレは本当の俺じゃねーし。」
却下された。
結構わがままだな。
「めんどくせーな。
じゃあ、まんじゅう。」
「だから、アレは力が極限に無くなったときだけだって。」
「じゃぁ…」
あらためて、
そいつを見る。
うん。
ふわふわの髪。
整って綺麗なブルーの瞳。
悪魔という割には、見かけは天使だ。
「うーん。じゃぁ、
『リバーシ』は?
見かけは白だけど、中は黒。みたいな?」
どうだ?自信作の名前。
結構いけてると思うけど。
シンはそいつを見つめた。
「えー。ゲームかよ。」
…不服らしい。