拾うな危険!
「あー、もう、わかった。
パンダ!!
もう、お前の名前はパンダ!!決まり!!」
もう面倒だ。
そういわんばかりに、シンは立ち上がる。
「え?待てよっ
パンダは無いだろ?」
そいつもあわてて立ち上がる。
「うるさい。パンダ。
お前の名前は、パンダだ。パンダ。
わかった?パンダ。」
「てめっ・・・・------っ」
そいつは急に
動きが止まって
しゃがみこむ。
「がっ---はっ。はぁ。はぁ。」
「おい。大丈夫か?パンダ?」
いくつかの小さな光が
そいつの周りに見えたかと思うと、
すぐにパチンと消えた。
消えると同時にそいつは楽になったらしい、
すっっと立ち上がる。
「ちっ。
不本意ながら、『パンダ』という名前が承認された。」