拾うな危険!

ばしゅぅっ


聞きなれない風の音があたりを包んで、
目の前がぱっと開く。



「見つけた!」

そいつは、シンとパンダの目の前にふわりと
舞い降りた。


真っ黒な瞳に
真っ黒な長い髪。

どこかの軍服のような服に
パンダとよく似た黒い布をマントのように羽織っていた。




「---リュリラールリリアノっ」

パンダはそいつをにらみ返した。

シンは何が何だかわからず、
そいつを見た。

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