拾うな危険!
俺は言われるがまま
目の前にいる
盾になる様なっているパンダに向かって叫ぶ。
「パンダの名のもとにっ!大気を拒絶するっ。
--俺を助けろ!!」
不意に、攻撃的な風がやんで、
一瞬静寂に包まれたかと思うと、
目の前の敵が
ばしゅっ!!
胸のあたりを大きく切りつけられていた。
「---はぁ。はぁ。はぁっ。--」
パンダは汗だくになりながら、
腕を目の前にだして、
肩で息をする。
こいつが何かをやったのであろうが
目の前で起こったことは全く理解できなかった。