ツンデレ王子とアリス


「ふーん…面倒くさい輩につかまったな。お前」


頼むから言わないでください、自分でもわかっています。


私は溜息をついた。



「そういえば、お前って極度の人見知り?」


「え…どうして分かったんですか?」


「こんな状況になってれば誰だって気付くだろ、普通」


私は自分と湊崎さんの距離を見てみた。


約3メートルほど距離をとっている


…初対面というわけではないがこれでは失礼すぎるかも



「極度の人見知りです。慣れていないとまともに話すことはできず、距離をとるほどの…」


私はカミングアウトした。


湊崎さんはどう思うのだろうか?


呆れるだろうか?


笑うだろうか?



私は湊崎さんを見た


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