ツンデレ王子とアリス


私の頭の中は真っ白になった。


「…別に励ますとかそういうのじゃねぇから。お前が…あぁ!!くそ!!」


湊崎さんが飲みきったであろうアイスコーヒーの入っていた缶を思いっきりゴミ箱に投げ捨てた。


―が、缶は見事な孤を描いて跳ね返り湊崎さんの顔面に直撃した


「グフォ!!」


湊崎さんが漫画顔負けの倒れ方をした。


…面白すぎる


「…クッ…!!」


私はこらえきれず、くすくすと笑った。






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