ツンデレ王子とアリス
「うそでしょ!?アリス、白兎君の隣の席なの!?」

「声が大きいよ!」

私は急いで和音ちゃんの口をふさいだ。

「ごめん…でもよかったじゃん。イケメンの隣だよ?」


「よくないよ~」


私は机に突っ伏しった。


「周りの視線は痛いし、話しかけられると怖いし…もうさんざんだよ…」


半泣き状態の私を見ながら、和音ちゃんは微笑んだ。


「大丈夫だよ、根拠はないけどきっとアリスは白兎君と仲良くできるよ」

どこから出たのか自信にあふれた和音ちゃんは再び微笑んだ。

「…一体どこからその自信がでてくるの?」


私は半分呆れながらも微笑んだ。
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