CLOVER
信号を渡って、すぐ左にマックが見えた。

ここからは、あと500メートルもないくらいの距離だ。

だから見えた。

もうすでに、

君は待っていた。

時計を見たけど、

時間はぴったり。

それでも、

きっと、

ずーーーっとまえから待っていたような姿で。

君とめがあった。

君は驚いた顔だった。

どうしてかは、あとから知った。
< 26 / 62 >

この作品をシェア

pagetop