恋綴り




言ってしもうた…






もう
どうにでもな…「なあ、お前、俺がこの前言ったこと覚えとるか?」


龍が突然
口を開いた



「この前…?って…」





"これ、あん時と全然変わらんなあ…"




まだ
あの意味を分かっていなかった



「お前のことやから、分かってへんやろ」

「う、うるさいわ!」


小さく笑い合え
心が踊った



「ほんまに…あんだけ指切りしたんになぁ…」




…――――





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