恋綴り



「せ、せや!今日、おかんが龍んに用ある言ってたで!なんか、あったんか?」


慌てて話題転換した


「あー、んー…まあ、ちょっとな。実羽には関係ないこと」


チクッと胸に刺さる言い方をされ、心が少し曇った


「…あっそ」


また可愛くない態度をとった
はあ、何やねん、うち





何年片思いやったら




気が済むんやろ






こんな近くに

ずっと龍が居るんに…




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