恋綴り




「ねぇ、いつまであたしはこうにしてなきゃいけないの?」


「はっ!紗恵!!!ごめん!!忘れてた!!」


ふと我に返らせてくれたのは
友人の紗恵だった


「あんたねぇ、いい加減声くらいかけなさいよ!!!」


ぐさっ


「待たされてるあたしの身にもなって!!!」


ぐさぐさっ


「てか、そんなんで綾斗先輩が振り向くはずがない!!!!」



ぐっさーーーーー




「そ、そんなに言わなくても.....」



ぐさぐさと紗恵に指摘された
見事に自信がなくなった


「あんね、どんだけ競争率あると思ってんのよ!積極的に行かなくてどうする!!」




積極的って



























絶対無理!!


< 30 / 52 >

この作品をシェア

pagetop