恋綴り



《新着メッセージはありません》


受信フォルダを見ても
問い合わせてみても

連絡はなかった



「なんやの、あいつ…どあほ」



机に突っ伏して
涙をこらえた





龍とは
小さい頃から一緒にいた

いわゆる
幼なじみってやつ



お互い
兄弟みたいだった


でも








いつの間にか


うちは龍を






好きになっていた






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