私と貴方と紫煙と単車
水色のブラを外し、同じ柄のショーツを脱がすと、ソコは、熟れきった白桃のようだった。
櫻は、驚いた。
さっきまで萎えていたモノがカチカチに起立し、赤黒いモノがビクビクと動いている。
初めてモノを何の知識もなく見る人にとってそれは、痛々しいものに見える。
「あ,あの…これ痛くないんですか?苦しくないんですか?ビクビクって動いてすっごく苦しそうです……」
魅柘姫は、考えた。
「うっ…苦しい…凄く痛いんだ……上下に擦ってくれないか…」
「えぇ?!大丈夫ですか?今治してあげますからね!」

櫻の冷たい指先が、張りのある亀頭に触れた刹那、ガチガチに起立したモノが、ビクンと跳ねた。「ひゃっ!」
妖々しいモノが手中で突然跳ねたものだから、可愛らしい悲鳴をあげてしまった。
「痛かったですか?」
申し訳なさそうに眉をへの字にし、目尻にうっすら涙を浮かべ、魅柘姫を見上げている。
(か、可愛い……)
そんな彼女に愛おしさが込み上げ、溢れ出した。気付けば抱き締めていた。
「櫻…お前はオレの、もんだ。誰にも渡さねー何が何でもお前を守ってやる!」
昭和のラブドラマみたいなベタでくさいセリフを突発的に発してしまい、喋った本人も、照れてしまった。
だが、そんなセリフも愛しの人と、再会したばかりの櫻には、計り知れない言葉だった。
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