私と貴方と紫煙と単車
少し大きめの真新しい制服に身を包んで立ちすくんでいた。プルプルと小刻みに震え、顔は青ざめている。
遠くから救急車のサイレンが聞こえる。
誰かが呼んだのだろう。新たな夢と希望に満ちた学園生活を夢見てランラン気分で挑んだ入学式当日に、あのような惨劇をしかも目の前で目の当たりにすれば、驚かずにはいられない。
周辺の人からは、
「うゎ〜また魅柘姫さんだよぉ〜」
「あの人には近寄りがたいよねぇ」
など口々に聞こえてくる。
でも、そんな気持ちはすぐに吹き飛んだ。
「ちょ…ちょっと貴男!」
「んぁ?なにさ?」
「ど、どうして、あんな事するの?しかも未成年でしょ?なのに煙草吸って、バイクの違法改造、ヘルメットはかぶらない!どんな神経してるのかしらっ」
「おぉ〜怖い怖い。今日は気分が良いから、大人しくしてるが、次はあんたが女でも容赦しないぜ?あんたさぁ〜可愛いんだから怒ってねぇで笑っとけよ♪なっ」
「なっ?!なんなのよっ!まったく……」
耳まで顔を紅潮させ、口では、そんなことを言ってるが、まんざらでもなかった。
「おぉ!そうだそうだ。あんた名前は?」
「う、……ういさくら……」
「櫻かぁ…覚えとくぜ。」
「普通、自分から名乗るべきでしょっ!」
「あぁ〜悪い悪い♪オレは、すめらぎみつき。天皇の皇ですめらぎだ。」「珍しい名字ね。」
「まぁな♪って櫻、お前新入生だろ?入学式はいいのか?」
「あぁ!!!!!!忘れてたぁ!って呼び捨てにしないでよっ!」
そう言い残し、新入生のために書かれた矢印の方向へ走っていった。
「アイツ…クラス分けとか見なくていいのか……」
遠くから救急車のサイレンが聞こえる。
誰かが呼んだのだろう。新たな夢と希望に満ちた学園生活を夢見てランラン気分で挑んだ入学式当日に、あのような惨劇をしかも目の前で目の当たりにすれば、驚かずにはいられない。
周辺の人からは、
「うゎ〜また魅柘姫さんだよぉ〜」
「あの人には近寄りがたいよねぇ」
など口々に聞こえてくる。
でも、そんな気持ちはすぐに吹き飛んだ。
「ちょ…ちょっと貴男!」
「んぁ?なにさ?」
「ど、どうして、あんな事するの?しかも未成年でしょ?なのに煙草吸って、バイクの違法改造、ヘルメットはかぶらない!どんな神経してるのかしらっ」
「おぉ〜怖い怖い。今日は気分が良いから、大人しくしてるが、次はあんたが女でも容赦しないぜ?あんたさぁ〜可愛いんだから怒ってねぇで笑っとけよ♪なっ」
「なっ?!なんなのよっ!まったく……」
耳まで顔を紅潮させ、口では、そんなことを言ってるが、まんざらでもなかった。
「おぉ!そうだそうだ。あんた名前は?」
「う、……ういさくら……」
「櫻かぁ…覚えとくぜ。」
「普通、自分から名乗るべきでしょっ!」
「あぁ〜悪い悪い♪オレは、すめらぎみつき。天皇の皇ですめらぎだ。」「珍しい名字ね。」
「まぁな♪って櫻、お前新入生だろ?入学式はいいのか?」
「あぁ!!!!!!忘れてたぁ!って呼び捨てにしないでよっ!」
そう言い残し、新入生のために書かれた矢印の方向へ走っていった。
「アイツ…クラス分けとか見なくていいのか……」