†箱庭†~ブロックルーム『1229』~
だまっていれば、確かにかっこいい。
髪はさらさらと彼の肩を撫で、夕陽の眩しさに細める目は長く、きれいなまつげに隠れてしまう。
そして、程良くついた筋肉。


「なんか言いたいことあるんだろ?せっかく俺が二人の時間つくったんだからよ。遠慮せず告れよ。」




ん?


今なんて?



「お前毎日俺のことみてただろ。」




いやいやっ!見てたけどっそれ勘違いです!!

正確には、暇で『野球部を眺めてた』だから!

「なんだよ。恥ずかしがるなって。そんなところも、まぁ俺としては新鮮でいいけどな。」

はぁ びっくりしてるだけだから。

ヘタクソ男の次はカンチガイ男ですか……
< 38 / 43 >

この作品をシェア

pagetop