* 空 *


「あ―ぁっ やっと終わった!」





私は伸びた後に、まだピカピカな指定鞄を背負い




 

ドアを開けた。






ガラガラガラ――――……。





「わっ」





目の前には、ちょっと茶色っぽい髪の寝ぐせを直している





隼人がいた。




「あっ空。終わったの?」




「あっあぁうん。」




――――…




「なら帰ろ?」






………。








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