心から恋してる




ベッドの運ばれる音がして、すぐに側に向かった。



体に管をつけられて、スヤスヤと眠っているように見える。



「もし側にいるのなら、意識がもどったらナースコールして」



「はい…」




陽太は隣で泣きじゃくっていた。


「姉ちゃ…んっ…わぁぁ…っ」



「泣くな陽太。お前男だろ?」







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