心から恋してる



ナースステーションに、看護師さんが一人、座っていた。



「守本さん!?だめですよ起きちゃ…!」


すぐあたしに近寄ってきた。


あたし、そんな重症?

今、全然苦しくないよ。

この点滴のおかげなのか…


わかんないけど。



「津川先生には言いませんから、今日は体をゆっくり休ませてね」




< 41 / 144 >

この作品をシェア

pagetop