心から恋してる




「陽太?明日も面倒俺が見ることになってっから。だから一回家に帰るな」



「え…、う、うん…」



帰る前に皿洗いとか、洗濯とかを済ました。





この家を出る前に、陽太の寝顔を見に行った。





静かすぎる室内。



でもそれは、陽太が寝ていた訳じゃなく。


泣くのを我慢していたように見えた。




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