心から恋してる
美南の存在
受信メール:奏
“受信:70件”
病院を出て、携帯を開いて驚いた。
しかも、全て美南から。
“まだ来ないの?”
“はやく来てよ”
そんな内容ばっか。
返信せずに、無視した。
「あー!奏!」
「陽太。お前こんな時間まで何やってたんだ?」
ランドセルはしょってるものの、今はもう6時。
「運動会の練習。姉ちゃんは?」
「今日も帰りそうにねぇって。ほら、早く家開けろ。ご飯作るから」
「はーい」