最後のキスを
春希はいつだって私の事



分かってくれるよね。



「ごめん・・・」



そういって春希の手を振りほどいて



部屋を出た



部屋を出ると泣き声が聞こえた



真冬の泣き声だ・・・



「いや!お願い・・・考え直してよ・・・」



リビングを見ると真冬が弘人によりすがって



泣いてる。



「ほんまごめん。俺莉子のこと好きなんや・・・」



「やめてよ・・・それ以上言わないで・・・

考え直してよ・・・」



私がすべていけないんだ・・・



私さえいなければ皆こんな思いしなくてすんだのに・・・

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