ココロの愛




こんな近くに

私と同じ病気の人がいるなんて
思わなかった。






「バタンッ、」




屋上のドアが
開いた先には彼がいた。




『梓!なにやってんの??』





「んっ??なんにもないよ!」




私達は中学生から

一緒だったけど、

お互いそれほど深く踏み込まないようにした。


言わなくてもなんとなく分かったからだと思う。
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