ちかくてとおいキミ。
いつものようにダラダラと午前の授業を受けて
待ちに待ったお昼時間が来た。
私とあゆは現社のハゲてる先生の話をしながら
お弁当を持って屋上に向かう。
重たい扉を開けると
太陽が眩しくて目を細める。
と同時に涼しい風が吹く。
「あ!今日のちぃのパンツピンクだー(笑)」
ゆたは風でスカートがめくれた私を見て笑い転げている。
そんなアホはシカトして、
私とあゆは日陰になっているいつものとこに座る
ゆたと祥くんとあゆと私の4人は、いつもこうして一緒にいる。
この4人だと気を使わずに済むから
とても居心地がいい。
「黙って早く食え」
いつものように私はゆたに弁当を渡す
「ありがとうございましー」
ゆたはふざけながら弁当を食べ始める