俺様の運命の女神
「えっと……」
何やら美冬がカバンの中を漁り始めた。
「あっ!コレコレ……」
取り出したのは1冊のノート。
………何だ?
「コレね。彬と私で考えた“諒くんプロジェクト”!!」
「は?」
「とりあえず、第一段階は“デートで急接近”の巻!!」
「………」
コイツらの頭はやはりイカれてるらしい。
「パパにお願いしたら、会員制のスパリゾートを予約してくれたから。今度の土日にそこへ行く事にしたからね?」
「はぁ!?お前勝手に「諒!!話は最後まで聞けって」
……聞いたからって変わらねぇと思うが、一応、聞いてやる!!