俺様の運命の女神
けど、彬と美冬のお陰かも。
結構話が出来るようになって来たし。
女と話すこと自体、俺にとっては大仕事。
自分から話す事は勿論、
話し掛けられても無視して来たのに。
何故か、今こうして普通に話せている。
………何故だ?
自分でも不思議だ。
コイツといても苦じゃない。
………何なんだ?
コレが……運命の女神ってヤツか?
「それじゃあ、もうひと泳ぎして来るか?」
「うん!!行こう彬ぁ~」
突如目の前に現れたバカップルは、
嵐の如く去って行った。