俺様の運命の女神


放課後―――――。

彬は生徒会役員なので生徒会室へ。

俺は彬を待つため、生徒会室隣りの旧図書室へ。

新校舎が出来た際に、最新システムを搭載した図書室も完備された。

ここ旧図書室は、今では資料室と化してる。


俺は陽当たりの良い窓際のソファへ。

ここは俺が彬を待つ特等席。

新校舎が出来て以来、ここを利用する者は1人もいない。

…と言うより、忘れ去られている。

なぜって?

それは鍵を開けてまで見たい本は、ほとんど無い。

それに、ここは普段鍵が掛かっている。

えっ!?

なんで俺がここに入れるかって?

それは……。



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