俺様の運命の女神
「テスト勉強だって事にして2人でラブラブすりゃいいんだよ?」
「は?」
彬の言葉に頷く美冬。
「まずは、旧図書室で親密になって~」
「……」
「仲良くなったら自宅に連れ帰るなり、南さんちに行くなりすれば?」
「………どうやって?」
ってか、連れて帰るって…。
コイツら何を考えてんだ?
「そりゃあ、諒が自然に誘えばいいだろ」
「……」
自然に誘えるもんなら、とっくに誘ってるっつうの!!
「だって、旧図書室に毎日いるのを知ってんの俺らくらいだろ」
「……」
「誘うっていうより、諒が勉強してたら南さんの方から声を掛けて来るだろ」
「そうかも!?」
「……」
………そんなもんなのか??